診療内容CLINICAL PRACTICE

歯・口の基礎知識
歯の大切さを、失ってはじめて感じる方も多いでしょう。歯の役割は、健康な生活をする上で、欠かせないものばかりです。
・食べ物を噛みくだく
・味覚を豊かにする
・歯並びが発音を助ける
・イキイキとした表情をつくる
・体のバランスを整える
等など
生活に密着した役割があり、非常に大事な体の一部です。
・食べ物を噛みくだく
・味覚を豊かにする
・歯並びが発音を助ける
・イキイキとした表情をつくる
・体のバランスを整える
等など
生活に密着した役割があり、非常に大事な体の一部です。

定期検診
1. 定期健診の目的は、口の中がキレイに維持されているかどうか確認することです。
歯医者でする定期健診がどのような内容なのか気になっている人も多いのではないでしょうか。主に次に挙げられる項目をチェックします。
・虫歯や歯周病の確認
・歯のクリーニング
・ブラッシング指導
・詰め物の不具合
・粘膜に異常がないかどうか
以上のチェックが主な定期健診の内容です。
2.定期健診の頻度はどのくらいになるのでしょうか。
多くの歯科医師が3ヶ月~半年に1回の定期健診を薦めています。
1ヶ月に1回ではないので時間を見つけて定期健診が受けられるのではないでしょうか。
3ヶ月~半年に1回の定期健診を受けながら自宅でセルフケアをすることが理想的です。
3.虫歯になってから治療するより定期健診がお得!
費用を削るために定期健診に行かない人も多いですが、逆に虫歯になってから治療した方が費用は高くつきます。
虫歯や歯周病は軽症のうちに治療した方が費用が安くつき、症状が悪化すればするほど高度な治療が必要になるのでその分費用も高くなってしまうのです。
歯医者でする定期健診がどのような内容なのか気になっている人も多いのではないでしょうか。主に次に挙げられる項目をチェックします。
・虫歯や歯周病の確認
・歯のクリーニング
・ブラッシング指導
・詰め物の不具合
・粘膜に異常がないかどうか
以上のチェックが主な定期健診の内容です。
2.定期健診の頻度はどのくらいになるのでしょうか。
多くの歯科医師が3ヶ月~半年に1回の定期健診を薦めています。
1ヶ月に1回ではないので時間を見つけて定期健診が受けられるのではないでしょうか。
3ヶ月~半年に1回の定期健診を受けながら自宅でセルフケアをすることが理想的です。
3.虫歯になってから治療するより定期健診がお得!
費用を削るために定期健診に行かない人も多いですが、逆に虫歯になってから治療した方が費用は高くつきます。
虫歯や歯周病は軽症のうちに治療した方が費用が安くつき、症状が悪化すればするほど高度な治療が必要になるのでその分費用も高くなってしまうのです。

歯磨き
みなさんご存じの通りの歯磨きです。
虫歯・歯周病予防の中で一番効果がある方法です。
ただ、日々の時間に追われ、おざなりになったり、綺麗にしているつもりでも実際には歯垢が残っているケースも多々見られます。歯医者で正しい歯磨きの方法を教えてもらうのも長い人生で役に立つと思いますよ。
虫歯・歯周病予防の中で一番効果がある方法です。
ただ、日々の時間に追われ、おざなりになったり、綺麗にしているつもりでも実際には歯垢が残っているケースも多々見られます。歯医者で正しい歯磨きの方法を教えてもらうのも長い人生で役に立つと思いますよ。

矯正歯科
悪い歯ならびや噛み合わせを、きちんと噛み合うようにして、きれいな歯ならびにする歯科治療です。しかし、きれいな歯ならびにするために、歯を削って「差し歯」にすることは、基本的にはありません。矯正装置を通じて、歯やアゴの骨に力をかけてゆっくりと動かして、歯ならびと噛み合わせを治していきます。歯がふぞろいだったり、上下のアゴの歯ならびがお互いにちゃんと噛み合わない状態を、専門的には「不正咬合」といいます。
この不正咬合をそのままにしておくと、
・食べ物がよく噛めない
・ことばが明瞭でなくなる
・むし歯になりやすい
・歯槽膿漏になりやすい
・口臭の原因になる
・アゴの関節に負担をかける
・歯を折ったり、ケガしやすい
などの問題がでてきます。正装置には、歯に接着したブラケットとワイヤーで歯を動かす「マルチブラケット装置」と、マウスピース型の装置(アライナー)を段階的に交換して歯を動かす「マウスピース矯正」があります。
マウスピースはこちら
この不正咬合をそのままにしておくと、
・食べ物がよく噛めない
・ことばが明瞭でなくなる
・むし歯になりやすい
・歯槽膿漏になりやすい
・口臭の原因になる
・アゴの関節に負担をかける
・歯を折ったり、ケガしやすい
などの問題がでてきます。正装置には、歯に接着したブラケットとワイヤーで歯を動かす「マルチブラケット装置」と、マウスピース型の装置(アライナー)を段階的に交換して歯を動かす「マウスピース矯正」があります。
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虫歯
虫歯は、虫歯菌が糖を分解してつくる酸が原因です。酸によって歯が溶かされ、軟らかくなってしまう状態です。
虫歯だけでは、歯に穴があくことはありません。虫歯で軟らかくなった部分に、かみ合わせの力が加わったり、歯ブラシや食べものがぶつかって歯が欠けると、穴があきます。
歯の表層は、酸によって溶かされても、唾液などの力でまた固くなります(再石灰化)。
虫歯は、歯の表面が溶かされ、白くなることで始まります。この初期虫歯は、進行が止まる場合があるため削らずに経過を追います。
しかし、一度エナメル質を通り抜けてしまうと、自然に治ることはありません。虫歯の進行速度を見極め、虫歯を止めるために治療が必要になります。
外側(エナメル質)を突破した虫歯は、歯の中(象牙質)で広がります。歯が欠けて、舌で虫歯を感じるようであれば、広い範囲が虫歯で溶かされています。
虫歯がさらに進行し、痛み、しみるなどの症状が出たときは、虫歯菌が神経まで達していたり、歯が折れたりヒビが入っている可能性があります。そうなると、神経の治療が必要になったり、状況によっては歯を抜くリスクが高くなります。
虫歯だけでは、歯に穴があくことはありません。虫歯で軟らかくなった部分に、かみ合わせの力が加わったり、歯ブラシや食べものがぶつかって歯が欠けると、穴があきます。
歯の表層は、酸によって溶かされても、唾液などの力でまた固くなります(再石灰化)。
虫歯は、歯の表面が溶かされ、白くなることで始まります。この初期虫歯は、進行が止まる場合があるため削らずに経過を追います。
しかし、一度エナメル質を通り抜けてしまうと、自然に治ることはありません。虫歯の進行速度を見極め、虫歯を止めるために治療が必要になります。
外側(エナメル質)を突破した虫歯は、歯の中(象牙質)で広がります。歯が欠けて、舌で虫歯を感じるようであれば、広い範囲が虫歯で溶かされています。
虫歯がさらに進行し、痛み、しみるなどの症状が出たときは、虫歯菌が神経まで達していたり、歯が折れたりヒビが入っている可能性があります。そうなると、神経の治療が必要になったり、状況によっては歯を抜くリスクが高くなります。

歯周病(歯槽膿漏)
歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。
歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢の蓄積)歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします(痛みはほとんどの場合ありません)。
そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。
お口の中にはおよそ300~500種類の細菌が住んでいます。
これらは普段あまり悪いことをしませんが、ブラッシングが充分でなかったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。
これを歯垢(プラーク)と言い、粘着性が強くうがいをした程度では落ちません。
この歯垢(プラーク)1mgの中には10億個の細菌が住みついていると言われ、むし歯や歯周病をひき起こします。その中でも歯周病をひき起こす細菌が特異的に存在していることが解明されています。
歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢の蓄積)歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします(痛みはほとんどの場合ありません)。
そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。
お口の中にはおよそ300~500種類の細菌が住んでいます。
これらは普段あまり悪いことをしませんが、ブラッシングが充分でなかったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。
これを歯垢(プラーク)と言い、粘着性が強くうがいをした程度では落ちません。
この歯垢(プラーク)1mgの中には10億個の細菌が住みついていると言われ、むし歯や歯周病をひき起こします。その中でも歯周病をひき起こす細菌が特異的に存在していることが解明されています。

根管治療
歯の根の中の神経や血管など(あわせて歯髄と呼ばれます)が通っている管を根管と言います。 歯髄は根の先端から歯の中に入り、歯の成長発育に重要な役割を果たします。しかし、成人になり歯が成長したあとは、歯髄がなくても根のまわりからの栄養供給によって歯は生存できます。
歯の根の治療である根管治療(歯内療法とも呼ばれます)は歯髄が炎症や感染を起こした時に必要になります。 原因は深い虫歯、歯の亀裂、外傷などです。炎症や感染をそのまま放置しておくと、 歯が痛んだり、根の周囲の組織に炎症が広がったり、歯肉が腫れたりします。
場合によってはリンパ節が腫れたり発熱したりと全身的にも影響が出ることもあります。 根管治療によって、これらの症状が軽減したり、治癒したり、予防できたりするのです。
根管治療では、痛んだ歯髄を除去して、根管を注意深く清掃し、再度の感染を防ぐために根の中に詰め物をします。このように歯髄を除去する治療法を抜髄と呼びます。一方、以前に根管治療が終了している根が再び感染してしまった場合にも、根管治療が行われます。この場合の治療法は、感染根管治療と呼ばれます。
歯の根の治療である根管治療(歯内療法とも呼ばれます)は歯髄が炎症や感染を起こした時に必要になります。 原因は深い虫歯、歯の亀裂、外傷などです。炎症や感染をそのまま放置しておくと、 歯が痛んだり、根の周囲の組織に炎症が広がったり、歯肉が腫れたりします。
場合によってはリンパ節が腫れたり発熱したりと全身的にも影響が出ることもあります。 根管治療によって、これらの症状が軽減したり、治癒したり、予防できたりするのです。
根管治療では、痛んだ歯髄を除去して、根管を注意深く清掃し、再度の感染を防ぐために根の中に詰め物をします。このように歯髄を除去する治療法を抜髄と呼びます。一方、以前に根管治療が終了している根が再び感染してしまった場合にも、根管治療が行われます。この場合の治療法は、感染根管治療と呼ばれます。

欠損部の治療
ケガで歯が欠損したり、重度の歯周病が原因で抜歯しなければならない場合は、欠損部の治療が必要になります。歯を失うと、その部分に向かうように歯が移動し、噛み合わせが悪くなるなど、お口全体の機能が低下してしまうからです。欠損部の治療としては、大きく分けて「ブリッジ」「入れ歯」「インプラント」の3つの方法があります。「インプラント」は自費診療ですが、「ブリッジ」と「入れ歯」は保険診療と自費診療の両方があります。
治療方法について
「ブリッジ」「入れ歯」「インプラント」、それぞれに特徴があり、素材も異なるため、患者さまの年齢や生活スタイルなどを考慮し、より良い治療をご提案します。
ブリッジ
欠損した歯の両隣の歯を削って土台を作り、そこに橋(ブリッジ)を渡すように人工の歯を装着する治療方法です。着脱する必要はありません。欠損した歯の数が少ない場合に行います。本院では、丁寧・正確に両隣の歯を削るなど、きめ細かな治療をします。
・ 機能も見た目も天然歯に近い
・ 入れ歯とは違い固定式なので違和感が少ない
・ 治療期間が比較的短い
・ 健康な両隣の歯を削って土台にするため、両隣の歯の負担が大きくなる
・ 両隣の歯が虫歯や歯周病になる可能性がある
入れ歯(義歯)
歯が欠損した歯肉の上に着脱式の人工の歯をはめる治療方法です。歯の一部分を失った場合は「部分入れ歯」、すべての歯を失った場合は「総入れ歯」になります。本院では違和感がなくなるまで、細かい調整を繰り返します。
・ 周囲の歯をあまり削らない
・ 治療期間が比較的短い
・ 違和感を感じやすい
・ 見た目があまり良くない
・ 他の治療方法に比べ噛む力が劣る
インプラント
欠損部の骨に人工の歯根を埋め込む治療方法です。歯肉を切開して骨に穴を開ける手術が必要になり、自費診療しかないため、他と比べると高額です。本院では、事前に治療の流れを詳しくご説明し、きめ細かなカウンセリングを行っています。どんなことも気軽にご相談ください。 ・ 機能も見た目も天然歯にかなり近い
・ 安定した噛み合わせを保つことができる
・ 違和感が少ない
・ 手術が必要
・ 他の治療方法に比べ治療期間が長い
・ 持病がある場合は手術ができないこともある
治療方法について
「ブリッジ」「入れ歯」「インプラント」、それぞれに特徴があり、素材も異なるため、患者さまの年齢や生活スタイルなどを考慮し、より良い治療をご提案します。
ブリッジ
欠損した歯の両隣の歯を削って土台を作り、そこに橋(ブリッジ)を渡すように人工の歯を装着する治療方法です。着脱する必要はありません。欠損した歯の数が少ない場合に行います。本院では、丁寧・正確に両隣の歯を削るなど、きめ細かな治療をします。
・ 機能も見た目も天然歯に近い
・ 入れ歯とは違い固定式なので違和感が少ない
・ 治療期間が比較的短い
・ 健康な両隣の歯を削って土台にするため、両隣の歯の負担が大きくなる
・ 両隣の歯が虫歯や歯周病になる可能性がある
入れ歯(義歯)
歯が欠損した歯肉の上に着脱式の人工の歯をはめる治療方法です。歯の一部分を失った場合は「部分入れ歯」、すべての歯を失った場合は「総入れ歯」になります。本院では違和感がなくなるまで、細かい調整を繰り返します。
・ 周囲の歯をあまり削らない
・ 治療期間が比較的短い
・ 違和感を感じやすい
・ 見た目があまり良くない
・ 他の治療方法に比べ噛む力が劣る
インプラント
欠損部の骨に人工の歯根を埋め込む治療方法です。歯肉を切開して骨に穴を開ける手術が必要になり、自費診療しかないため、他と比べると高額です。本院では、事前に治療の流れを詳しくご説明し、きめ細かなカウンセリングを行っています。どんなことも気軽にご相談ください。 ・ 機能も見た目も天然歯にかなり近い
・ 安定した噛み合わせを保つことができる
・ 違和感が少ない
・ 手術が必要
・ 他の治療方法に比べ治療期間が長い
・ 持病がある場合は手術ができないこともある

マウスピース
一定期間ごとに自分で装置を交換!着脱可能な矯正装置です。
歯に固定させるワイヤーやブラケットを使わず、取り外しができるマウスピース型の装置で歯を動かす矯正法があり、その装置の形状から「マウスピース矯正」と呼ばれています。
透明度が高くて薄いプラスチックでできているので、目立たず、周囲の人に気づかれにくいのが特徴です。また、食事や歯磨きの際は自分で取り外すことができます。
見た目や違和感に抵抗があって、今まで治療に躊躇していた人にとって、マウスピース矯正は矯正治療の一歩を踏み出す治療法の一つになるでしょう。矯正装置には、歯に接着したブラケットとワイヤーで歯を動かす「マルチブラケット装置」と、マウスピース型の装置(アライナー)を段階的に交換して歯を動かす「マウスピース矯正」があります。
歯に固定させるワイヤーやブラケットを使わず、取り外しができるマウスピース型の装置で歯を動かす矯正法があり、その装置の形状から「マウスピース矯正」と呼ばれています。
透明度が高くて薄いプラスチックでできているので、目立たず、周囲の人に気づかれにくいのが特徴です。また、食事や歯磨きの際は自分で取り外すことができます。
見た目や違和感に抵抗があって、今まで治療に躊躇していた人にとって、マウスピース矯正は矯正治療の一歩を踏み出す治療法の一つになるでしょう。矯正装置には、歯に接着したブラケットとワイヤーで歯を動かす「マルチブラケット装置」と、マウスピース型の装置(アライナー)を段階的に交換して歯を動かす「マウスピース矯正」があります。

親知らず
親知らず(おやしらず)とは、大臼歯(大人の奥歯)の中で最も後ろに位置する歯であり、第三大臼歯が正式な名称で、智歯(ちし)とも呼ばれています。親知らずは中切歯(最前方の前歯)から数えて8番目にあり(図1)、永久歯(大人の歯)の中で最後に発育します。永久歯は通常15歳前後で生え揃いますが、親知らずは生える時期が概ね10代後半から20代前半であり、親に知られることなく生えてくる歯であることがその名前の由来だとも言われています。
図1 正常に生えている下顎の親知らず(→部)
中切歯(最前方の前歯)から数えて8番目、智歯(ちし)や第三大臼歯とも呼ばれています。

中切歯(最前方の前歯)から数えて8番目、智歯(ちし)や第三大臼歯とも呼ばれています。

摂食嚥下
摂食・嚥下障害ともいい、食べること、飲み込むことの障害のことで、上手く食べられない、飲み込めない状態をいいます。
その方の状態によって症状は様々です。食べるとむせる、形があるものをかんで飲み込めない、食事に時間がかかる、食べると疲れる、食後に痰が出る、食事を摂ると声が変わる、食べ物が口からこぼれる、飲み込んでも食物が口の中に残る、食べ物がつかえる、などで嚥下障害があることに気がつくことがあります。また、嚥下障害により食事が上手くとれないために体重が減る、低栄養や脱水を起こす、飲み込んだものが気管に入る(誤嚥する)、飲み込んだもので窒息する、ということもあります。
1. 子どもの摂食・嚥下障害について
脳性麻痺、ダウン症などの生まれついてのご病気の方や、口やのどなど食べるために使う部位の形の異常、交通事故による脳挫傷や、低酸素脳症になってしまったお子さんにもみられることがあります。食べる仕組みは生まれ持っているものではなく、経験し、獲得していくものです。ご病気だけが摂食・嚥下障害の原因になるだけではなく、食べ方を身につけていく過程や環境(食事の大きさや固さ、食べる姿勢、食べさせ方など)が不適切な
場合や乳児期の指しゃぶりなど口へものを入れる感触の経験不足なども原因の一つになると考えられています。
2. 成人の摂食・嚥下障害
乳幼児期に食べる仕組みを獲得していても、成人期において脳梗塞などの脳血管疾患、神経・筋疾患と呼ばれる病気などが摂食・嚥下障害の原因になることがあります。口に入った食べ物の感触や量を脳へ伝え、そこからどのような動きで食べたらいいのかの指令が下って食べる、飲み込む仕組みが営まれますが、このような病気は指令のやり取りが上手く行かなくなるために、舌が動かない、噛めない、飲み込めないなどの症状がみられることがあります。また、口やのどの癌の治療の際に手術をすると、元の形と変わったり、感覚が変わるため、食べる動きが変わることで摂食・嚥下障害が起こることがあります。また、口やのどの癌を放射線で治療する場合も治療した部位が硬くなったり、感覚が変わるために摂食・嚥下障害が起こることがあります。
3. 高齢者の摂食・嚥下障害
加齢に伴い、食べること、飲み込むことに必要な筋力が衰えることによって、食べ物を口の中で飲み込みやすい状態にできない、舌で口からのどへ食べ物を送り込めないなどの不具合が生じやすくなります。また、のど仏の位置が下に下がること(図2)、飲み込む時にのど仏を持ち上げる筋肉が弱くなることによって、飲み込む時に、気道を閉じるのに必要な分だけのど仏が持ち上げきれず、食べ物が気管に入りやすくなる場合があります。
その方の状態によって症状は様々です。食べるとむせる、形があるものをかんで飲み込めない、食事に時間がかかる、食べると疲れる、食後に痰が出る、食事を摂ると声が変わる、食べ物が口からこぼれる、飲み込んでも食物が口の中に残る、食べ物がつかえる、などで嚥下障害があることに気がつくことがあります。また、嚥下障害により食事が上手くとれないために体重が減る、低栄養や脱水を起こす、飲み込んだものが気管に入る(誤嚥する)、飲み込んだもので窒息する、ということもあります。
1. 子どもの摂食・嚥下障害について
脳性麻痺、ダウン症などの生まれついてのご病気の方や、口やのどなど食べるために使う部位の形の異常、交通事故による脳挫傷や、低酸素脳症になってしまったお子さんにもみられることがあります。食べる仕組みは生まれ持っているものではなく、経験し、獲得していくものです。ご病気だけが摂食・嚥下障害の原因になるだけではなく、食べ方を身につけていく過程や環境(食事の大きさや固さ、食べる姿勢、食べさせ方など)が不適切な
場合や乳児期の指しゃぶりなど口へものを入れる感触の経験不足なども原因の一つになると考えられています。
2. 成人の摂食・嚥下障害
乳幼児期に食べる仕組みを獲得していても、成人期において脳梗塞などの脳血管疾患、神経・筋疾患と呼ばれる病気などが摂食・嚥下障害の原因になることがあります。口に入った食べ物の感触や量を脳へ伝え、そこからどのような動きで食べたらいいのかの指令が下って食べる、飲み込む仕組みが営まれますが、このような病気は指令のやり取りが上手く行かなくなるために、舌が動かない、噛めない、飲み込めないなどの症状がみられることがあります。また、口やのどの癌の治療の際に手術をすると、元の形と変わったり、感覚が変わるため、食べる動きが変わることで摂食・嚥下障害が起こることがあります。また、口やのどの癌を放射線で治療する場合も治療した部位が硬くなったり、感覚が変わるために摂食・嚥下障害が起こることがあります。
3. 高齢者の摂食・嚥下障害
加齢に伴い、食べること、飲み込むことに必要な筋力が衰えることによって、食べ物を口の中で飲み込みやすい状態にできない、舌で口からのどへ食べ物を送り込めないなどの不具合が生じやすくなります。また、のど仏の位置が下に下がること(図2)、飲み込む時にのど仏を持ち上げる筋肉が弱くなることによって、飲み込む時に、気道を閉じるのに必要な分だけのど仏が持ち上げきれず、食べ物が気管に入りやすくなる場合があります。

訪問診療
訪問診療とは、計画的な医療サービス(=診療)を行うことです。
訪問診療の場合 月に2度~4度の訪問診療を行うため、容態悪化の予防や施設にいながらの長期療養も可能になります。
毎週○曜日の○時にと約束して医師が訪問の上、診療するのです。1週間ないし2週間に1回の割合で定期的、且つ、計画的に訪問し、診療、治療、薬の処方、療養上の相談、指導等を行っていきます。
また、患者さまやご家族の方からご相談を受けた時点で、これまでの病歴、現在の病気、病状などを詳しく伺うとともに、関係医療機関などから情報収集を図ります。その上で、どのような治療を受けられたいか、ご家族の介護力や経済的な事情なども詳しく伺いながら、診療計画、訪問スケジュールをたてていきます。
尚、急変時には緊急訪問に伺ったり、入院の手配を行ったりするなど、臨機応変に対応することからも、「第一のかかりつけ医」として、多くの場合、24時間体制で在宅療養をサポートするのが、訪問診療の特色です。
訪問診療の場合 月に2度~4度の訪問診療を行うため、容態悪化の予防や施設にいながらの長期療養も可能になります。
毎週○曜日の○時にと約束して医師が訪問の上、診療するのです。1週間ないし2週間に1回の割合で定期的、且つ、計画的に訪問し、診療、治療、薬の処方、療養上の相談、指導等を行っていきます。
また、患者さまやご家族の方からご相談を受けた時点で、これまでの病歴、現在の病気、病状などを詳しく伺うとともに、関係医療機関などから情報収集を図ります。その上で、どのような治療を受けられたいか、ご家族の介護力や経済的な事情なども詳しく伺いながら、診療計画、訪問スケジュールをたてていきます。
尚、急変時には緊急訪問に伺ったり、入院の手配を行ったりするなど、臨機応変に対応することからも、「第一のかかりつけ医」として、多くの場合、24時間体制で在宅療養をサポートするのが、訪問診療の特色です。

妊婦歯科検診
妊娠中は食生活が不規則になりやすく、つわりやホルモンバランスの変化により、むし歯や歯周病が進行しやすくなります。また、赤ちゃんの乳歯は妊娠7週目頃からでき始めます。母親や胎児の健康状態は、生まれてくる赤ちゃんの歯の健康に大きくかかわってきます。
妊産婦の時期を健康な歯で過ごしていただくため、「妊産婦歯科診査」を実施していますので、早めに診査を受け、お口の健康を保ちましょう。
・歯肉炎になりやすい
・虫歯になりやすい
・お口のネバネバ・口臭が起きやすい
・妊娠性エプーリスについて
(妊娠時独特の症状であり上の前歯の歯肉が大きく腫れてしまう症状です)
・口内炎になりやすい
妊産婦の時期を健康な歯で過ごしていただくため、「妊産婦歯科診査」を実施していますので、早めに診査を受け、お口の健康を保ちましょう。
・歯肉炎になりやすい
・虫歯になりやすい
・お口のネバネバ・口臭が起きやすい
・妊娠性エプーリスについて
(妊娠時独特の症状であり上の前歯の歯肉が大きく腫れてしまう症状です)
・口内炎になりやすい

小児歯科
むし歯や歯周病の予防を十分にして、早くから歯を削ったり抜いたりするような治療を受けないで済むようにすることです。でも予防と一口に言っても色々あります。ご家庭での歯みがき習慣などのケアはもちろんですが、それ以外には歯科医院での定期的なチェックを受けることが大切です。特に成長するお子さんは歯科医院での定期健診を是非おすすめします。
ただ、虫歯になってしまったら、大人の虫歯治療と特に違いはありません。穴が開くようなむし歯は削って金属やプラスチックで詰めるのが基本です。もっと深いむし歯や痛んだ歯は神経を取るような処置をして金属冠をかぶせたりします。いずれの処置も麻酔をして治療されることが多く、時間もかかりますので子どもさんにとっては嫌なものです。乳歯はどうせ生えかわるものというのは間違いです。お子さんの正常な成長発育には欠かせないものです。きれいな乳歯はきれいな永久歯や正常な歯ならび・かみ合わせへの第一歩です。治療と同時により予防もさらに大切です。
ただ、虫歯になってしまったら、大人の虫歯治療と特に違いはありません。穴が開くようなむし歯は削って金属やプラスチックで詰めるのが基本です。もっと深いむし歯や痛んだ歯は神経を取るような処置をして金属冠をかぶせたりします。いずれの処置も麻酔をして治療されることが多く、時間もかかりますので子どもさんにとっては嫌なものです。乳歯はどうせ生えかわるものというのは間違いです。お子さんの正常な成長発育には欠かせないものです。きれいな乳歯はきれいな永久歯や正常な歯ならび・かみ合わせへの第一歩です。治療と同時により予防もさらに大切です。