痛み
ズキズキと
拍動するような痛み
むし歯かもしれません
むし歯になると歯の中にある神経(歯髄)に由来する症状がみられます。
冷たい水がしみたり、チョコレートなどの甘いものを口にすると痛くなったり、突然ズキズキと自発的な痛みが起こったりします。高齢者でよく見られるのは、むし歯によって歯冠部がなくなってしまい、歯肉の中に根っこだけ残っている状態です。
むし歯を放っておくと…
高齢の方が「なんとなく痛む気がする」と思って歯科受診に行くと、重度のむし歯で神経の治療が必要な場合があります。最悪の場合は、抜歯するしかありません。痛みを感じたら我慢せず、早めに歯科受診をしましょう。
痛み
うずくような痛み
歯周病、むし歯かもしれません
むし歯が進行し「歯髄」という歯の神経にまで達してしまうと、うずくような痛みを感じます。
歯の内部にある神経や血管が集まった歯髄での炎症が、神経を圧迫するからです。この炎症を「歯髄炎」といいます。
また、むし歯が進行し、歯の中心にある「歯髄」にまで炎症が広がってしまっていることが考えられます。
歯周病を放っておくと…
「歯肉が炎症を起こす」→「歯を支える骨が溶ける」→「歯ぐきから血や膿が出て歯が抜ける」というように症状が悪化していき、歯がうずきを感じていきます。
痛みを感じたら我慢せず、早めに歯科受診をしましょう。
痛み
傷の痛み
傷が出来た原因は様々
とがった歯やとがった歯のかぶせ物、詰め物や合わない入れ歯などがこすれて傷を作るような、慢性的な刺激があると潰瘍(かいよう)になることがあります。あたっているとがった歯を丸めてもらったり、入れ歯の修理をすれば、10日くらいで治ってきます。
痛みが続く場合は…
痛みや炎症が続く場合は感染が疑われます。うがいなどをして口の中をまず清潔にしましょう。様子をみても治らないときや腫れて膿がたまるような場合は歯科の受診をおすすめします。
痛み
ヒリヒリするような痛み
歯口腔乾燥症(ドライマウス)とは
高齢化によって唾液の分泌量が低下することにより口が乾燥し、ヒリヒリした痛みを感じることがあります。軽度では主に口の中のネバネバ感、ヒリヒリする、う蝕、プラーク(歯垢)の増加、口臭も強くなります。
乾燥してるだけ?放っておくと?
重度になると、唾液分泌量が低下し口腔内の乾きが進行し、強い口臭、舌表面のひび割れ、痛みで摂食障害、会話しづらいなどの障害も現れます。場合によっては不眠をきたすこともありますので、早めに歯科医師にご相談ください。
痛み
ピリピリする痛み
口腔カンジダ症とは
口の中がピリピリ痛む原因は、「口腔カンジダ症」かもしれません。口腔粘膜の感染症で、高齢者や寝たきりの方によくみられます。入れ歯を外さなかったり、入れ歯を装着したままである場合に発症し、疼痛を伴う場合があります。
原因と予防法について
要介護高齢者など、お口の中の清掃が不十分な方に多くみられますが、ストレスや体調不良、栄養不足なとで免疫力が落ちるとカンジダ菌が増殖します。だれにでも発症する可能性があるので、お口の中の清潔を保ち、免疫力をつけることで予防ができます。定期的に歯医者さんで専門的口腔ケアを実施することで、予防や症状の軽減と病変部の拡大を抑えることができます。
痛み
顎が痛む
顎関節症とは
「あごが痛む」「口が開かない」「あごを動かすと音がする」の一つに当てはまれば、顎関節症の可能性があります。
関節症(がくかんせつしょう)は、顎の関節や筋肉の痛み、顎の関節の音、口が開きにくい、顎が動きにくいを主な症状とする病気です。
顎関節症は
歯医者さんで治療ができます
現在のスタンダードな治療方法は保存療法といって、元に戻れる治療が主流です。
つまり歯を削ったり、外科的な処置をするのではなく、取り外し式のマウスピースを使用したり、マッサージやストレッチといった理学療法的なアプローチをしたり、先述した生活習慣を改善することで症状を改善させるといったものです。
その他
どんな症状か分からない
まずは無料歯科検診でお口の中をチェック
どんな症状か分からない場合は、歯科検診でお口の中をみてもらいましょう。
カウンセリングや口腔内の検査を行い、必要な治療や治療期間、治療費の目安についてご説明します。
訪問歯科診療でも無料歯科検診ができます
高齢の方や障害がある方など、通院が困難な場合はご自宅や施設に訪問して歯科検診を行うことができます。
検診時間は10分程度、寝たままでもできますので、お体の負担もかかりません。